OBA architects

T HOUSE錆利休の家

錆利休の色を客人が通る導線(外壁、階段室の壁、キッチンカウンターの天板)に配され、客人が2階のリビングへ向かう手がかりとなる。

客人は玄関に入ると、外壁と同じ色で左官された階段の壁に誘われて、2階へ登っていく。階段室と同じキッチンカウンターの天板の色に導かれて座ると、錆利休とその補色であるブルーグレーのタイルが一面に広がり、黒ガラスやスチールのミニマルな要素と錆利休の色の調和の取れた空間が現れる。

ここは主人がカウンター前に立ち、もてなし、対話する、客人と特別な時間を過ごすための場所となっている。

客人には洗い出しの飛び石が、客人を道路から玄関、階段へと導き、内外を横断した那智黒石のラインが玄関の広がりを感じさせる。階段室の壁面が間接照明で照らされ、夜には錆利休の光がやわらかく家を灯してくれる。

場所:東京都品川区
用途:戸建て住宅
構造形式:3階 木造
建築面積:44.56㎡
延べ床面積:121.41㎡
撮影:adhoc

Location:, Shinagawa,Tokyo,Japan
Program: housing
Structural Type:3F Wooden Construction
Building Area: 44.56㎡
Floor Area: 121.41㎡
Photo:adhoc

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